全農協労連 結成50周年記念レセプション農民としっかり団結して政府の人減らし策に対抗
全国農業協同組合労働組合連合会(全農協労連)は二月十六日、結成五十周年を祝う記念レセプションを都内で開きました。 「一九五六年に結成されてから今日までを貫いている教訓を次代の担い手にしっかりつなぎ、新たな歴史に向かって歩みを進める」と主催者あいさつした老田弘道委員長(写真〈写真はありません〉)は、農協・関連職場で、財界・政府の国内農業縮小・再編政策と並行したリストラ・組織再編によって、大掛かりな人減らし「合理化」が進められていると指摘。「国民・消費者の国内農業への期待や、安全・安心な国産食料を求める要求は大きく高まり、私たちの主張や政策に大きな支持が寄せられていることを確信にし、諸課題に着実に取り組んでいく」と決意を表明しました。 来賓として、全労連の坂内三夫事務局長は、労働戦線再編後の十七年を振り返り、労働、農業、平和と民主主義の分野で攻撃が強まる一方、労働組合運動の新たな展望が芽ばえている状況を報告。「今こそ労働組合が国民の中に入って対話すれば、社会の流れを大きく変えることができる」とのべました。農民連の笹渡義夫事務局長は「ものを作る農民と農協労働者がしっかり団結し、共同してたたかってこそ、農協や日本農業、労働者の権利を守るたたかいの発展がある」と呼びかけました。 ほかに日本共産党の高橋千鶴子衆院議員、農業・農協問題研究所の宮村光重理事長、新聞労連の美浦克教委員長、航空労組連絡会の山口宏弥議長らが祝福しました。 五十年間を「感無量」と振り返るのは、六七年から七三年まで委員長を務めた飯塚和夫さん。「発展期の運動の基調になったのは、『農協労働者は農民の諸要求を支持し、労農共闘を強化する』という基本路線です。私たちは、統一と団結、連帯と前進を合言葉に、農協の民主化のために大きな役割を果たしてきました。農協労働者の生活と権利を守ることは、農業の発展、農民の生活向上のためにも必要です」と話していました。
(新聞「農民」2006.3.6付)
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[2006年3月]
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