「農民」記事データベース20060220-720-04

免税軽油151万8千890円

岩手・西根町農民組合 今年は73人が申請

関連/税金学習会やった 会員ふやした


 岩手県八幡平市の西根町農民組合は、毎年「免税軽油」に取り組んでいますが、今年も期限の一月末までに、無事申請を終えました。

 「免税軽油」を申請すれば、一リットルあたり三十二円十銭安くなります。いまの農作業は、何をするにも機械がたよりで、「油代が安くなると、本当に助かる」と、組合員から喜ばれています。

 今年の申請者は、初めての二人を加えて七十三人。軽油を多く使う人は年間三千五百七十リットルにもなり、この免税分は十一万四千五百円。全体では、百五十一万八千八百九十一円の免税です。

 三年ほど前から、県から「実績表は本人が書くように」との指導もあり、学習会を毎年開いています。今年は三回開き(写真〈写真はありません〉)、十一人が参加。佐々木シゲ子さん(酪農家)は、「トラクターを毎日使っているので、免税軽油は本当に助かります」。松浦繁さん(畜産)も、「農民組合には税金の相談で入ったが、免税軽油でもお世話になっています」と、喜んでいました。

(岩手・西根町農民組合 鈴木實)


税金学習会やった 会員ふやした

岡山県倉敷市真備町農民組合

 広く呼びかけて楽しく取り組む

 岡山県倉敷市にある真備町農民組合(会長・日名茂男)は、「今年の税金申告では、年金生活者にも呼びかけよう」と、学習会案内のビラを二千五百枚配布。「農民連とともに税金申告を行い、天引きされている税金を取り戻そう」と、一月二十二日には南部で、一月二十八日には東部で学習会を開きました。

 学習会を通じて、年金生活者をはじめ大工さんや散髪屋さんなど、南部では六人、東部では五人が新たに農民連に加入しました。こうした新しい仲間に新聞「農民」を読んでもらい、日本の食料・農業に関心を持ってもらう運動はとても楽しく、一月二十九日に開かれた県連の大会でも注目されました。

 真備町農民組合は、今年で結成四十年を迎えます。三月二十六日には祝賀会も予定されていますが、「会員五十人、新聞五十部の拡大目標をたてた取り組みは、四十年史のうえで最大の作戦だ」と、会長はじめ役員全員でがんばっています。

(岡山農民連 黒岡秀幸)

(新聞「農民」2006.2.20付)
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2006年2月

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