農のこころ丸山美沙夫
如月の光もみ合う蜜柑畑 椙山 昭三 俳誌『道標』から。きさらぎは陰暦二月の異称である。寒いことから着物を更に重ね着するので「衣更着」などとも書く、と歳時記にある。「光りもみ合う」は、冬から春へ向う光の感覚を巧みに捉えている。温暖地で広く栽培されている蜜柑は、冬の果物の代表的なもの。陽の光と蜜柑畑の醸す共演の美しさだ。
(新聞「農民」2006.2.6付)
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[2006年2月]
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