農のこころ丸山美沙夫
今年また生きてわが田を見下しぬ 平田 喜峰 俳誌『先鋒』から。新しく迎えた年である。この句には、健康で働くことの大切さ、農に生きる喜びが詠まれている。だが、その奥に翳るものを感じさせる。後継者のいない日本農業、コメ作りの深刻さの中で守り支えているのは、高齢者の逞しい姿でもあろう。冬田の眠りから覚める日へ農の目は動く。その感動が。
(新聞「農民」2006.1.23付)
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[2006年1月]
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