「農民」記事データベース20060116-715-04

農のこころ

丸山美沙夫


   新年の田面男と温め合う

            角田 重明

 俳誌『道標』から。東北地方の田畑は、雪に被われて新年を迎えている。きびしい冬の季節、稲作農家のきびしい現実とも相通ずるものがある。作者は新年の雪に輝く美しい田面を眺めながら、正月のお酒を味わっているのかも知れない。「温め合う」と詠まれている中に、冬から春へ立ち向う農の意気込みも感じる。

(新聞「農民」2006.1.16付)
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2006年1月

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