「農民」記事データベース20060109-714-06

わが家のお正月料理

緋(ひ)の蕪(かぶ)漬けと鯛そうめん


 わが家のおせち料理の脇役として「緋の蕪漬け」が欠かせない一品です。

 伊予節でも歌われている漬物で、二代松山藩主の蒲生田忠知が松山にとり寄せて栽培したのが始まりだそうです。

 正月はわが家に地域の仲間が集まり、新年会をすることが恒例。私の手作り料理と仲間から届いた珍味が並び、にぎやかな年明けとなります。黒豆・煮しめ・紅白なますをはじめ、昔ながらのおせち料理に春を呼ぶつくしの卵とじ、のどごしのいい鯛(たい)そうめんなど。

 この中から、緋の蕉漬けと鯛そうめんを紹介します。鯛そうめんは夏の料理ですが、冬の暖かい部屋で食べるのもグーです。

(愛媛農民連女性部たらの会 能田さち子)


〈緋の蕪漬け〉
(材 料) 緋の蕪4キロ、塩200グラム、だいだい酢600ミリリットル、砂糖200〜300グラム
(作り方) (1)緋の蕪はきれいに洗い、水に一晩つけてアク抜きをする。
(2)(1)を輪切りにして4〜5日塩漬けをする。
(3)(2)の水気を十分にきる。
(4)(3)にだいだい酢、砂糖を入れて漬け込む。
(5)10日位すると味がなじみ食べられる。
(年を越すと色が出ないと言われていますので、必ず年末までに漬け込みます。)
〈鯛そうめん〉
(材 料) 鯛中1尾、そうめん5束、卵2個、干しいたけ4枚、薬味(ねぎ、しょうが、みかんの皮のみじん切り)、つけ汁(だし汁5:醤油1:みりん1)
(作り方) (1)鯛に化粧塩をふって焼く(串に刺し焼くと姿がいい)。
(2)卵は薄味をつけて錦糸卵を作る。
(3)干しいたけは水でもどし、甘辛く煮て細切りにする。
(4)そうめんをゆがく。ゆで上がったそうめんを大皿に盛って鯛をのせ、(2)と(3)、薬味を添え、つけ汁をかけていただく。

(新聞「農民」2006.1.2・9付)
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2006年1月

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