「農民」記事データベース20051219-713-07

埼玉・春日部楽農倶楽部

いっぱい食べて話しもいっぱい

消費者と初の交流

関連/青森県農民連 とれたて新鮮市


 埼玉・春日部楽農倶楽部は十一月二十六日、東京・足立区で、第一回「生産者と消費者の交流会」を開催。生産者の高橋晃会長、長女の祥子さん、長男の光司さんが参加し、二十五人の消費者と交流しました。(写真〈写真はありません〉

 交流会の料理は、高橋さんの育てた野菜を材料に、祥子さんや高橋さんの妻の勝子さん、足立区在住の消費者七人が自慢の腕をふるったもの。天ぷら、ほうれん草のゴマ和え、ダイコンのサラダ、ネギぬたや、埼玉県農民連女性部長の中島仲子さんの地粉で作った手打ちうどんなどがテーブルいっぱいに並びました。

 おいしい料理を食べた後は話し合い。「高橋さんのほうれん草と小松菜を家族に食べさせたら“いつものと違っておいしい”と言われた」という声や、サツマイモ掘りのボランティアに参加した人たちからは「ものを育て、食べることの大事さを改めて実感した」「健康を維持するためにも農作業のお手伝いを続けていきたい」といった感想も。「これからもこうした交流を深めて農と食を守っていく取り組みをしよう」と確認しました。

 高橋さんは「みなさんには農業を知ってもらいたい。安心・安全なおいしい農産物を作っていくので、これからもご協力をお願いしたい」と話します。交流会のなかで八人が入会して、会員は結成時の四倍、四十人になりました。

(春日部楽農倶楽部・西村正昭)


青森県農民連 とれたて新鮮市

“おいしいもの”大集合
お客さんの要望に応え楽しく

 青森県農民連は、九月に事務所を「青森県労連会館」に移したのを機会に、隔週土曜日、会館前の駐車場スペースを利用して「とれたて新鮮市」を開いています。(写真〈写真はありません〉

 新米や野菜、手作りみそ、きな粉、自然卵、ジュース、さらには十三湖のシジミ貝、野辺地からはホタテなど、県内各地域から集まった仲間が持ち寄った“おいしいもの”が大集合。これまで七回開催しています。

 開催日はなぜか雨の日が多いのですが、不思議なことに天気が悪いときほど売り上げが多かったりして、徐々に地域に定着してきました。開店前に、近所のお母さんたちが集まりはじめ、「切ったカボチャが欲しい!」「ホタテの貝、とってくれな〜い」など、お客さんのわがままに応えながら楽しくやっています。

 七回目(十二月十日)の終了後には、生産者が持ち寄った食材で昼食をとりながら、反省会を開きました。これから本格的な冬を迎えますが、「継続することに意義がある」と、冬期間も続けることを決めました。

(青森県農民連 宮川れい子)

(新聞「農民」2005.12.19付)
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2005年12月

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