長野県農民連 笹渡事務長が講演「品目横断的対策」のねらいは?自治体・農協など広範な人が参加
長野県農民連は十一月二十四日、安曇野市と伊那市で、「農業を考える講演会」を開きました(写真〈写真はありません〉)。これは、農水省が決めた「品目横断的経営安定対策」が何をねらっているのかを学ぼうというもの。全国連の笹渡義夫事務局長が講演しました。笹渡氏は、「品目横断的対策」が日本の農業をどこに導くのかを詳しく解明。いまこそ、自治体や農協、広範な人たちと共同を強め、生産の拡大に全力をあげようと呼びかけました。 伊那市では、農民組合員をはじめ、大規模農家、農業委員、農協関係者など八十人近くが参加。「政府がやろうとしていることはおかしい。おれたち家族経営の農業は間違っていなかった。どんな農政の下でも、かしこく農業を続けていこうという話は、わかりやすい話だった」などの感想が出されました。 また安曇野市では、地方議員が多数参加。「十二月議会に請願を出したい」「役場の担当者を呼んで、地域で学習会を開きたい」などの意見が出されました。この講演会を通じて、農民連会員と新聞「農民」の読者が増えました。
ありがとうございました台風14号被災義援金 宮崎県農民連が感謝九月に宮崎県を襲った台風14号に対して、たくさんの方から義援金が寄せられ、厚くお礼申し上げます。多くの励ましをいただき、被災者とともに宮崎県農民連も元気づけられました。台風14号による被害は甚大で、宮崎県では十三人の尊い人命を失い、被害額は過去最悪の千三百億円にのぼります。洪水による重油もれで稲が枯れるなど、農業にも深い傷跡を残しました。 みなさんからいただいた義援金は、被災した十八人の組合員に渡すことができました。組合員からは「本当にありがとうございます」との言葉とともに「一週間前に畳が入り、少し落ち着きました」「多くの人に心配してもらい、とてもうれしかった。がんばって乗り越えていきます」といった声が返ってきています。 宮崎県連は今、民主団体や日本共産党などと一緒に「被災者支援共同センター」を立ち上げ、支援の拡充を求める運動にとりくんでいます。みなさんからの励ましを糧にさらに元気を出して、農業と食料を守る運動を進める決意です。 (宮崎県農民連会長 落合幹雄)
(新聞「農民」2005.12.19付)
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[2005年12月]
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