新聞「農民」と会員の拡大
“年内に目標必ず”と全国で奮起
拡大推進委設け、ニュースも発行、会長が先頭に 青森
年内に三万人読者をめざす、新聞「農民」と会員の拡大運動が全国でとりくまれています。
七月の県連大会で百部拡大の目標を決めた青森県連は折り返し地点を過ぎました。これまでに会員十一人、読者五十人を増やしています。県連に「拡大推進委員会」を設置して、ニュースを発行し、「拡大対話デー」を設けてとりくんでいます。
先頭に立っているのは小泉重年会長。これまでに会員一人と読者八人を拡大。集落の農家や農業委員、農協関係者などに働きかけています。
この奮闘に励まされ、県内五つの単組のうち四単組が成果をあげています。県連事務局の宮川れい子さんは「年内百人の読者拡大を何としても達成する」と意気込んでいます。
会員いない地域で
この間の会員拡大は、準産直米や税金申告など、農民の要求運動にとりくみ、外に広く打って出るなかで増えていることが特徴。岡山県連は、そろって入会した備前市のイチジク農家など、五人拡大。税金の標準表による申告がなくなって困っていたところ、会員の紹介で農民連を知りました。坪井貞夫書記長は、「空白地域で迎えた新会員。これからいろいろな運動にとりくんでいきたい」とはりきっています。
税金の取り組みで
沖縄県連も、税金のとりくみで七人の仲間を迎えています。「野菜や花きなどの専業農家がほとんど。消費税の免税点が引き下げられ、自分で税金を計算してきた人たちも含めて、要求が高まっている」と、中村康範会長は話します。
幅広く声をかけて
岩手県連はこの間、準産直米のとりくみで十一人増やしています。
阿部四郎会長は「組合員が集落の農家、昔の友人に声をかけて増やしている。なかには税理士に税金を任せている農家もいて、『農民連は米だけでなく、税金もやっている』と話すと、『それなら入るか』となる。農家は皆、米価大暴落のなかでどう生き残るか思い悩んでおり、広く声をかけることが大事だ」と意気軒高です。
(新聞「農民」2005.12.12付)
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