「農民」記事データベース20051205-711-11

にぎやかに神奈川産直まつり

こんなにとれたよ


 二十七回目となる「かながわ産直まつり」が十一月十九日、大和市で開かれました。主催は、農民組合神奈川連合会、生産者と消費者が手をつなぐ会、神奈川農畜産物供給センターなどでつくる実行委員会。親子連れなど参加者は、生産者の畑をめぐり、収穫体験をしながら農産物にふれました。晴天の下、子どもたちの「たくさん採れたよー」の声が響き渡り、生産者との交流にも満足そうでした。

 小川晃さん(58)の畑では、ニンジンとブロッコリーを収穫。渡辺政義さんの畑では、サニーレタス、大根、長ネギを引き抜き、キャベツをはさみで切り取りました。

 小川さんは「輸入野菜が多くなっているなかで、農産物にじかに触ってもらうのはいい機会。『生産者の顔が見える』を目標に取り組んでいますが、消費者の意見も聞ける。お母さんたちにも手作りの料理を作ってもらいたいですね」と産直のメリットを語ります。

 赤カブの栽培をしている岩〓(※)進一郎さん(74)は「こうしたイベントは、生産者と消費者との協力関係を築くことにつながります。農業の大切さを知ってもらえれば」と語りました。

 参加者は各農家で、サラダやパン、ジュースなどで一服。親子で参加した小倉通子さん(大和市)は「子どもと一緒に農家を歩いて回るいい機会でした。地元のご飯や野菜はおいしいですね」と笑顔で話しました。

 最後に参加者は、模擬店が並ぶ公園で食事をとりながら、抽選などの交流を楽しみました。

※〓は、崎の人名異体字。つくり(右)は、「立」/「可」。

(新聞「農民」2005.12.5付)
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2005年12月

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