WTO香港行動参加者
私の一言
農民の道拓く国際連帯を
農民連青年部長 葛西拓美
エイジアン・ヒエラルキー
看護師や医師が流出れはじめ
三権もない水呑み労働者が涙し
農地は使い捨てられる
アジアのなかのニッポン
世界中の食糧を買い付け、加工し、輸入して
原料の価格には目隠し
百円の大量消費に物価感覚が麻痺し
自給率はカネではじき
キロいくらの税が%で報道され
百姓の多数派はスペクタクルに
そのうち農協が解体され
売り手もどっかの株の尻に敷かれ
他国の人を派遣され
適期が来ると機械と農薬が届き
コストを削れとメールで操られる
台風が吹いても共済は崩壊してて
本社加入の民間ホケンが頼り
いいやそいつは本社の引き当てで
俺らは切られる
コンビニみたいに潰して次の経営者を探せばいい
どうせ銀行の不良債権は政府が面倒見てくれるさ
いずれ訪れるさ食糧危機
限界地に自生えたアカシアや柳で
お先真っ暗になる前に
行動く青年がいたほうがいい
また拓くよりも潰さないに越したことはない
拓くのはもうひとつの流れと、そして共同と
|
(新聞「農民」2005.12.5付)
|