はたらく女性の中央集会第50回迎え盛大に
“食料主権を守ろう”農民連代表の訴えに拍手今年五十回を迎えた「はたらく女性の中央集会」が十一月十九、二十日に都内で開かれ、のべ千百人が参加しました。「規制緩和とグローバル化がもたらしたもの」と題したシンポジウムでは、民間労働者、業者、農民、公務員のパネリストが発言。農民連の杵塚歩さんは、「WTO協定以降、農家に押し付けてきた政策は、価格暴落や集落を崩壊させ、農村女性に大きな負担をもたらしています。十二月のWTO香港国際行動に参加し、各国が持続可能な農業を守り、食糧主権を確立するために世界の民衆と連帯してきます」と述べました。また、日本航空客室乗務員の木谷憲子さんは、「航空産業は八〇年代からアメリカの政策に基づいて規制緩和がすすめられ、整備も海外で行っている。利益優先政策を転換させ安全を守らなければならない」と指摘。国公労連の川村好伸さんは、「公務員に怒りの矛先を向けようとしているが、公務員の仕事は憲法二五条の『基本的人権』を守る担い手としての仕事です。国民の利益を守るために国民諸階層と連帯してたたかう」と訴え。それぞれが抱えている問題の根は、小泉内閣と財界が国民に押し付けてきた「構造改革」によるもので、連帯してたたかってこそ「もう一つの流れ」をつくることができると実感しました。 二十日に行われた全体会では、働く女性たちからのビデオレターを上映。埼玉県の中島仲子さん(農民連女性部副部長)が、「米価の下落に苦しんでいるが、ものを作ってこそ農民を合言葉に頑張っていきます」と呼びかけ、会場から拍手がわきました。
(新聞「農民」2005.12.5付)
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[2005年12月]
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