WTO香港行動参加者私の一言
農業をなぜこんなに虐げるのか知りたい奈良農民連女性部長の中元悦子さん 今年、農民連女性部の役員をやってみようと思った最大の動機は「どうして命をつなぐ農業がここまで虐げられてるんやろ」という素朴な疑問の答えを知りたかったからです。趣味の読書で知識として想像がついていましたが、日本の農業の現実、世界の農業の現実をこの目で見られる機会になるのではと思って引き受けさせていただきました。二カ月に一度、農民連本部で開かれる会議への出席で日本の現実を知ることができつつあります。真嶋副会長の現状報告と分析は毎回興味深く、わくわくしながら学習させていただいています。 そこに今回、香港で開かれるWTO世界閣僚会議への「抗議行動」参加への機会をいただきました。 発展途上国の、そして日本の農家を苦しめているアグリビジネスの利益代表のWTOで何がなされ、それに対して、世界の農民が抗議に集まりどのように連帯できるのか、この目で確かめ、体で感じたいと思っています。出発までの日々、奈良から参加する四人の方たちと一緒に猛勉強中です。 カンパをいただくみなさんの期待に応えられるかどうかとても不安ですが、世界の農業の現実を見てきて、ご報告をさせていただきたいと思っています。
“がんばれ”の多くの声に後押しされて福岡県・若宮農民組合事務局の藤嶋嘉子さん 世界農民総決起集会に参加し「香港WTO閣僚会議をデモで包囲しよう!」の呼びかけに福岡農民連から二人の代表を送ることになり、私、藤嶋嘉子が参加します。いつも農民新聞のニュースをかざる、みのう農民組合の「富有柿」の物販カンパで二人の代表参加資金を集めようと、交流会や祭りなどのイベント会場で「カンパ柿」を売り、産直ニュースでも資金カンパの協力を訴えています。 産直会員さんからは「カンパ柿」の注文もあり、祭り会場で「ニュースを読みました。がんばってください」と現金を直接手渡されたり、現金封筒が激励の手紙入りで届くなど、反響の大きさにびっくりしています。 「世界の農業が良くなることを目指してがんばってください」というたくさんの支援者に後押しされ、農民連女性部のてがけているWTOタオルが到着ししだい、組合員とタオルを手に持ち、熱く語らなければと思っています。いろんな思いのつまった「WTO香港行き」になることと思います。
(新聞「農民」2005.11.21付)
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[2005年11月]
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