「枝豆うまい!」秋晴れの下大豆トラスト畑に歓声わく楽しい収穫祭福岡・うきは市
秋晴れの十月九日、福岡県うきは市の清水寺(せいすいじ)におとなから子どもまで約八十人が集まって、枝豆収穫祭が開かれました。 農家が抜いてきた枝豆をみんなでちぎって、直径八十センチほどのなべで湯がきます(写真〈写真はありません〉)。湯がきあがった枝豆は、次々と参加者の口の中へ。「こんなにおいしいのは生まれて初めて」と、子どももおとなも顔をほころばせます。 みのう農民組合の佐々木督文書記長は、「今年の出来は良く、去年は一口当たり四キロだったが、今年は八キロぐらいありそう」と報告しました。北九州市のご夫婦は、「こんなにたわわに実った枝豆は本当にすごい」と感心しきり。「もう来年の予約もしました」と広島から参加の女性。地元清水寺の住職夫人からも歓迎のあいさつをいただきました。 最後に、新聞で大豆トラストを取り上げてくれた西日本新聞の記者・佐藤弘さん(ブックレット「食卓の向こう側」の編集委員)に、みんなで激励の寄せ書きを贈りました。また、香港WTO閣僚会議に参加するためのカンパの訴えも。 今回の大豆畑トラストには、百七団体・個人から百九十口の申し込みがありました。 (福岡・みのう農民組合 金子徳子)
親子連れなど多彩な参加者茨城・県南十月二日、汗ばむ陽気のもと、茨城県河内町の広大に広がる田んぼの大豆畑は、朝から大にぎわい。各地から、親子連れ、夫婦、大学生ら七十人余が集い、大豆畑トラストの枝豆取り交流会が開かれました。(写真〈写真はありません〉)野沢秀年組合長が「今年は台風が多く、二回ほどまきなおしました。しかし、流されたのが多く、六十ヘクタール中二十ヘクタール位しか育ちませんでした。例年とは違い、まばらで小さいですが、たくさん取ってください」とあいさつ。参加者は、一メートル五百円のひもをもらって、枝豆取りに入りました。 なじみの人は、枝豆の葉や枝を落として、ぎゅうぎゅうに詰め込み「昨年はさやから出して冷凍するとよいと聞いたので、やってみたが、一週間で食べてしまったので、今年はたくさん取っていきます」と夢中に。 生産組合の作業所に場所を移して昼食交流。新米のおにぎり、赤飯、呉汁、手作り豆腐、煮豆、里芋とイカの煮物、とうがんのいため物などを味わいました。参加者から「遺伝子組み換えの意味がわかった。トラストに入りたい」「大学では学べない農業の役割を感じた」などの感想が寄せられました。 帰りは、かわいいタマネギのお土産つき。作り手と食べる人が一緒に食料を守らなければと感じた有意義な一日でした。 (茨城・県南農民組合 小林恭子)
(新聞「農民」2005.11.7付)
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[2005年11月]
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