農民連(加美町)と新婦人(神戸市灘区)がイモ掘り兵 庫
お月見のおはぎも食べ交流兵庫県加美町の農民連会員と新婦人灘支部が九月十八日、イモ掘り交流会を開きました。春に植えたサツマイモを、毎年この時期に掘ります。参加者は、おとな三十人、子ども八人、生産者は十人でした。加美町までの長い道中は兵庫食健連の柳沢尚事務局長を講師に輸入農産物の学習をし、ようやく到着。今年は、予定した畑がイノシシにやられて収穫ゼロのため、会員さんの畑のイモを掘ることに。新婦人のみなさんは土産用のイモのほかにもたくさん買い求めていました。 その後、町の体育館に場所を移し、生産者の手作り炊き込みご飯とみそ汁、漬物などを囲んで交流。また、その日はお月見とあって、おはぎまでありました。 消費者からは、料理のお礼とともに、「毎年来ているけど高齢化が心配。ぜひ若い会員さんを入れてください」とのお願いもしました。 (兵庫農民連 辻本悦子)
水のありがたさ実感しました広島 154万の飲み水供給の温井ダム広島県安芸太田町加計にある温井(ぬくい)ダムは、太田川の支流、滝山川をせき止めて二〇〇二年に完成。アーチ式のダムとしては、富山県の黒部第四ダムに次いで国内二位の高さ(百五十六メートル)を誇ります。このダムの特徴の一つに、水道用水の供給があげられます。広島市や呉市などの中核都市では、ダムができる前は太田川から取水していましたが、都市化が進みしばしば水不足が起こっていました。また万年水不足に悩まされていた瀬戸内海の島しょ部では、海底に安芸灘用水という送水管を敷設したことにより、水不足を解消することができました。 私が生まれ育った島では、子どものころ一週間に二時間くらいしか町の水道が出ず、飲用水にも事欠く状況で、各家庭では大きなタンクを備えて水を大事に使っていました。安芸灘用水が完成したことで、長年懸案になっていた島しょ部の水不足は解消し、一九九四年に起こった渇水時にも、制限給水にならず、水のありがたさを感じています。 温井ダムは、広島県の人口二百八十七万人の約五四%にあたる百五十四万人に水道用水を供給しています。 (愛媛・今治市菊間農民組合 大道法幸)
(新聞「農民」2005.10.17付)
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[2005年10月]
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