沖 縄南風原町に農民組合再建仲間ふやし、たたかう組合へ
南風原(はえばる)町は、沖縄本島南部のほぼ中央に位置し、県都・那覇市に隣接しています。周りを六つの市町村に囲まれ、県内では珍しく海に面していない町の一つです。畜産や近郊野菜を中心に農業と織物などの生産が町の発展を支えてきました。近年は那覇市のベッドタウンとして都市化が進み、工場や企業の進出もめざましいものがあります。 この南風原町には約二十年前、那覇市の「農連市場を守る会」活動の先頭に立ってきた農民組合がありましたが、その後、組合活動が途絶えていました。当時の若い活動家が、「現在の危機的な農業つぶしの農政のもとで、たたかう農民組合がどうしても必要」と、再建の取り組みが始まり、九月二十五日に趣旨に賛同する十人の農家で再建総会を開催しました。 総会では、南風原町農民組合の規約を確認し、役員を選出。討論では、「税金相談を広げよう」「町内の二つの大きな団地で野菜の直売を始めよう」「こうした活動をまわりの農家に呼びかけ、仲間を増やしていこう」と活発な発言が相次ぎました。会長に選出された銘苅春輝さんは、「近隣の支部に劣らないような支部を作りたい」と抱負を語っています。 (沖縄県農民連 京秀雄)
(新聞「農民」2005.10.17付)
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[2005年10月]
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