雑誌「農民」55号(05年9月)WTO交渉の現状詳しく検証
香港閣僚会議向け学習に最適雑誌『農民』55号ができました。特集は、「WTO・FTAと農業・食糧問題を考える」。今年十二月十三日から十八日にかけて、香港で第六回WTO閣僚会議が開かれます。特集では、第一部で、WTO体制の十年間は何であったのか、WTO交渉の現状と問題点はどうなっているのかを詳しく検証しています。「香港閣僚会議に向けた学習テキスト」と言っていいでしょう。 香港閣僚会議は、WTOとアメリカ・日本政府を追い詰める絶好のチャンス。追い詰めているのは世界中の農民と民衆です。いまWTOの自由貿易主義・新自由主義にストップをかけるたたかいがますます重要になっているとき、時宜にかなった特集となっています。 第二部では、「FTAと農業・食糧の問題を考える」と題して、FTAをめぐる問題について検討しています。「FTAを容認する議論が予想を超えるところからも起きているため、貿易実態などの数値、政府・財界の文書、関係者の言明など、入手しうるかぎりの事実を積み上げて慎重に検討することを重視した」(執筆した真嶋良孝・農民連副会長)と述べているように、その論立ては圧巻です。そして、財界・政府のFTA推進にかけるねらい、アジアの農業とFTAの関連などにページを割き、WTO・FTAに対する対案は、「食糧主権」であることを強調しています。 ほかに、「農民連、ビア・カンペシーナに加盟」と、「農民連第十六回大会の報告・決議」など、資料満載です。 ※定価は千円。注文は、都道府県連か農民連本部 電話03(3590)6759まで。
(新聞「農民」2005.9.26付)
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[2005年9月]
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