この人やりがいある仕事 毎日楽しい福島・郡山地方農民連 新しい専従 平 克彦さん(28)
「まだまだわからないことがいっぱいでたいへんな時もある。だけど毎日が楽しい」と明るく元気に語ります。今年三月、専従になりました。 前任者のいない事務局の仕事を始めて約半年。最初は、なかなか農家に顔と名前を覚えてもらえませんでした。右も左もわからない状態で一軒一軒、自分の足で農家をまわる毎日。がんばる姿に地元の農家は、すぐに親しみを覚えました。 以前は、肥料屋で米の集荷担当として五年間働いていました。「ふだん、肥やしを売るばっかりで、農家の人たちと、今の農政や日本農業の将来について語り合う機会がなかった」と言います。しかし今は、農民連の仕事に「学習をつみ、自ら考えて行動しなければできない仕事。農家との交流も深まり、とてもやりがいがある」と毎日、充実した生活を送っています。 頼りになる先輩で産直センターふくしまで働く服部崇さんは「若い人が入って本当によかった」と喜びます。また、郡山市出身のふるさとネットワーク事務局員・渡辺満広さんも「よく働く青年だと地元で喜ばれている」と太鼓判を押します。 現在、事務局の仕事のほかに、六十アールの田んぼと小さな畑で汗を流しています。まだ市場に出荷するほどの量を生産してはいませんが、自ら育てた大豆で手作りのみそをつくるなど、新しいことに積極的に挑戦する行動派です。 「これからも生産者とのつながりを大切にし、将来は、本格的に農業に取り組みたい。ものをつくることは本当に楽しいから」と屈託のない笑顔で語ってくれました。
(新聞「農民」2005.9.19付)
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[2005年9月]
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