茨城県西食健連が輸入食品見学ツアー横浜港へ
何年も山積みされた食材ただよう異臭に逃げ出す茨城県西食健連は八月四日、横浜港輸入食品見学ツアーを開催。子どもも含めて三十五人が参加しました。(写真〈写真はありません〉)ポリ容器に入っているとはいえ、炎天下に山と積まれたおびただしい数の塩蔵野菜。「ここにあるのは検査済みのものばかり。五年置こうと、十年置こうと、今後、検査されることはなく、形さえ残っていれば商品となるものです」という港湾労組の奥村芳明さんの説明に絶句する参加者。テント倉庫に入ると、暑さでよりパワーアップした、なんとも形容しがたい異臭に、思わずハンカチで鼻を押さえて退避する人が続出しました。 「『日本人が食べるもので輸入されないものはない』とまでは言えないが、ほとんどのものが輸入されている」と奥村さん。人毛や蚕のふんまで輸入され、意外な使われ方をしていることを聞き、腹が立つやら気分が悪くなるやら…。 一緒に参加した池田公子さんは「“食”という字は“人を良くする”と書くと教わったけど、何年も山積みの輸入食材では心も体も病んでいきそう。自分自身と子孫のためにスローフードの精神で安全なものを作り続けたい」と語っていました。 (茨城県西農民センター 久保幸子)
(新聞「農民」2005.9.5付)
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[2005年9月]
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