ビデオ「ノーモアBSE」完成迫力満点・説得力も十分
農民連・食健連が行った訪米調査やBSEフォーラムをはじめ、この間の運動をもとに作成された待望のビデオ「ノーモアBSE それでもあなたは食べますか―食の安全とBSE根絶めざして」(製作・全農映)が完成しました。 ビデオは、日比谷野外音楽堂で開かれた集会で幕を開けます。牛の着ぐるみを着てパフォーマンスするお母さんたち。「アメリカの要求で、国民の命と安全をないがしろにすることは断じて許せない」―佐々木健三会長の力強い訴えが響きます。 牛肉の輸入を再開するよう執ように圧力をかけてくるアメリカ。その牛肉は安全なのか―ビデオは、アメリカの対策のずさんさを一つ一つ明らかにしていきます。 「牛成長ホルモンを使うとBSEは確実に広がる。アメリカでは八〇〜九〇年代に毎年四百万トンもの肉骨粉が使われた」と証言するジョン・スタウバーさん(『マッド・カウUSA』の著者)。「日本やEUのように牛肉骨粉の焼却と全面禁止こそ必要」と訴えます。 アメリカでBSE検査を受ける牛はわずか一%。しかもどこのどんな牛が検査されているのか、まったく公表されません。「日米双方にとって最善の方法は、全頭検査をアメリカもやること」と、BSEフォーラムで来日したロドニー・レオナルドさん。次々と映し出される関係者の証言や食肉加工現場の生々しいシーンは説得力十分です。 いま国民の七割が、「全頭検査の継続」を望み、「たとえ解禁されても、アメリカ産牛肉は買わない」と答えています。ビデオはこうした世論を広げる最良の資材。大いに普及し、上映会を草の根から開きましょう。 3500円(税込み・送料別)。注文は、全国食健連 電話03(3372)6112・Fax(3370)8329まで。
(新聞「農民」2005.8.22付)
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[2005年8月]
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