「農民」記事データベース20050822-697-03

直売所早期開設、取り組み持続

豊見城市農民組合が再結成

沖 縄


 沖縄・豊見城市農民組合が八月六日、再結成されました。(写真〈写真はありません〉

 豊見城市は、県都・那覇市の南に隣接する市。戦前はサトウキビ、戦後は野菜、果物などを作る純農村でしたが、復帰を境にベッドタウンとして急速に都市化が進んでいます。

 また、那覇市民の胃袋を支える野菜市場(農連市場那覇市在)は古くから、豊見城市の農家の方たちが運営してきました。現在は、農協を通して大手スーパー量販店などに大量の農産物を供給しています。

 この日、市議会議員を務める儀間盛昭さんの呼びかけに、三千坪の野菜畑を耕作する三人の専業農家が集まってくれました。同市の農民組合運動は、一九七八年から農連市場を守る会や税金相談などを中心に行ってきましたが、組織的な取り組みには至っていませんでした。

 今回再結成するにあたって、新しく選出された瀬長恒雄会長(46)=野菜農家=は、「税金相談はもとより、直売所を早く開設するとともに、農民連の全国的な取り組みを農家に伝え、一翼を担っていきたい」と抱負を語っています。

(沖縄県農民連 中村康範)

(新聞「農民」2005.8.22付)
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2005年8月

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