「農民」記事データベース20050711-691-10

この人

愛媛・西予市 直売所「百姓百品」スタッフ

北川恵利加さん(20)


パソコン得意の“看板娘”

 「『元気がいいね』『声が大きくていいね』とお客さんに声をかけられると、また明日からがんばるぞ、と元気づけられます」。四月二十三日、愛媛県西予市の旧野村町にオープンした直売所「百姓百品」のスタッフとして働いています。

 昨年まで松山市でヘルパーの資格をとろうと勉強していました。今年の正月に野村町の実家に帰ってきたとき、たまたま新聞紙上で百姓百品の募集広告が目に入りました。「友人たちも地元で就職している。生まれ育った野村で働きたい」と思っていた矢先の応募。採用が決まり、レジなどを担当する今では、店の“看板娘”です。

 青年団活動、お祭りなど、地域の行事に積極的です。「みんなで集まって何かをやるって、楽しいですよね」

 パソコンが得意で、スタッフの中では貴重な存在。「高校の情報処理の授業で基本的なことを勉強しただけ」と謙そんします。

 米作りをしている実家。田植えもするのかと思いきや、「カエルを見ると、動けなくなってしまうんです。農作業は姉が手伝っています」とのこと。

 「農家の人が一生懸命に作った野菜や果物。生産者に、この店に出してよかったと思われ、お客さんに、買ってよかったと言われるような店にしたい」。この思いを胸に、生産者とのコミュニケーションの大切さを日々かみしめています。

 「まずは仕事をしっかりこなすこと。少しずつ野菜や苗の名前を覚え、ホームページの作成など、パソコンの技術を習得したい」

(新聞「農民」2005.7.11付)
ライン

2005年7月

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