鳥インフルエンザ問題茨城農民連
養鶏農家に損失補償を県に 対策と原因解明強く要求茨城県水海道市で発生した鳥インフルエンザの問題は、全国一の生産量を誇る“鶏王国”茨城の屋台骨を揺るがしています。茨城農民連は、六月二十八日、緊急の対県交渉を行い、被害の拡大防止策、養鶏農家に対する損失補償対策、原因の究明と感染ルートの解明を求めました。(写真〈写真はありません〉) 県交渉には、県内から十四人が参加。水海道市から参加した代表は、「被害農家は、最も防疫対策に気をつけてきた農家だ。それなのに元気な鳥を殺されたり、マスコミに人権を侵害されたりで、家族は悲嘆にくれている」と説明。県としての補償を強く求めました。 対応した県畜産課の橋直美技佐は、「いまは鶏の処分に追われているのが現状で、対策についてはこれからなので要望を検討する」と回答。交渉団は、京都府の対応などを例に挙げながら“鶏王国”茨城にふさわしい対策を強く求めました。 その後、五キロ以内の移動制限区域の五農場からも過去にウィルス感染したことを示す抗体反応が出るなど、鳥インフルエンザ問題は新たな広がりをみせており、抜本的な対策が求められます。県西農民センターでは、引き続き自治体申し入れなどを行い、対策の強化を求める計画です。 (茨城農民連 飛田元雄)
(新聞「農民」2005.7.11付)
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[2005年7月]
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