平和・9条守るため会を大きく「九条の会 ゆうき」党派を超えて結成茨城・結城
全国で草の根から「九条の会」の結成が相次ぐなか、「核兵器廃絶・平和都市宣言」をしている茨城県結城市で六月十二日、「九条の会 ゆうき」結成のつどいが開かれました。 この会は、党派を超えた市民運動として平和を守り、九条を守るという一点で、力を合わせようと結成されました。文化人、宗教家、福祉・教育関係者など多くの人が呼びかけ人となり会員(賛同者)は四百人を超えたとの報告がありました。 開会のことばで、呼びかけ人の一人、草間としさん(「土」短歌会代表)が「日清戦争からおよそ十年ごとにさまざまな戦争をしてきた日本が、六十年もの間、戦争をしないでこられたのは日本国憲法のおかげです」とあいさつ。 第一部「憲法大好き交流会」では、地元百姓フォークグループのヒューマン・ファーマーズが「ピースナイン」〜鳩は平和を運ぶ鳥 九の鳥と書くのだから〜♪と歌い元気に会場を盛り上げました。(写真〈写真はありません〉) 東京合同法律事務所の弁護士、山下基之さんは「人間は生まれながらにして自由であり、個人の自由、尊厳を守るために憲法があるのです」と日本国憲法をわかりやすく解説しました。 第二部「会の発足」では、会の申し合わせや今後の活動について提案。資料に九条の会のビラを入れ、「会員を五倍に増やしましょう」と、参加者約九十人に呼びかけました。 今後の目標は「九条の会 ゆうき」の会員数を市の有権者数の過半数にすることです。参加者全員が確信と展望を胸にし、閉会となりました。
(新聞「農民」2005.7.4付)
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[2005年7月]
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