元気もりもり 沖縄農民連は今…新しい前進が始まった昨年十一月に沖縄県で開催された農民連の「九州・沖縄交流集会」を契機に、沖縄県農民連が大きく変わりつつあります。全国と九州ブロックの活動に学んで、「沖縄でも農民の期待にこたえられる組織と運動を」と、若い会員を中心に話し合い、県連役員の若返りと農民連本部への長期未納金の解決をはかり、新しい前進を始めました。中村康範会長は、「七月の全国委員会までに、豊見城市と南風原町で農民組合を再建し、元気な沖縄をアピールしたい」と決意を語っています。
学習会サトウキビ、熱帯果実の危機打開は切実な課題沖縄県農民連は五月十九日、「農政新『基本計画』の下で沖縄県の農業は」と題して学習会を開き、県下から二十四人が参加しました。講師の村尻勝信常任委員は、新「基本計画」を詳しく解説した新聞「農民」PR版と五月二十三日号を使って、本土において米・農業つぶしが進められている中で、沖縄県の基幹作物であるサトウキビも同じ運命にあることを詳しく説明。さらに、いま政府が進めているFTA(地域貿易協定)によって、最近急速に伸びてきた熱帯果実のマンゴーやパパイヤ、ドラゴンフルーツ、パッションフルーツなどが危機に直面することに警鐘を鳴らし、「ガットのもとでの自由化でパイン生産が激減。マンゴーやパパイヤをその二の舞にしてはならない」と訴えました。 村尻さんは、「そのためにも、今こそ農民連の出番、学習を力に行動に打って出よう」と強調。六月議会への請願運動をはじめ、新聞「農民」の読者を広げること、仲間を増やして苦悩する農民の期待に応えられる農民連を建設することを呼びかけました。 参加者の一人で真和志農民組合の野菜農家は、「政府の農業つぶしの実態がよくわかった。新聞を使って周りの農家にも知らせたい」と。また東村の金城絹江さんは「東村でも学習会をしたい。パインの産直も原点を忘れないようにしたい」と話していました。
県交渉振興策を強く要求
沖縄県連は五月二十日、沖縄県農林水産部と交渉を行い、沖縄県農業の振興発展を強く求めました。県連役員をはじめ十一人の組合員が参加。県から部長以下各課長が応対しました。 |
[2005年6月]
農民運動全国連合会(略称:農民連)
本サイト掲載の記事、写真等の無断転載を禁じます。
〒173-0025
東京都板橋区熊野町47-11
社医研センター2階
TEL (03)5966-2224
Copyright(c)1998-2005, 農民運動全国連合会