「農民」記事データベース20050606-686-04

「全頭検査を」の声が続出

政府の「米国産牛肉輸入」意見交換会

関連/岩手県食健連が署名訴え


 厚労省と農水省は五月二十日、アメリカ産牛肉の輸入再開に向けた意見交換会を都内で開催。約三百人が参加し、「なぜアメリカに全頭検査をやれと言えないのか」「ここで出た意見を政策に反映してほしい」といった意見が相次ぎました。

 二十一人の発言者のうち、輸入解禁を支持したのは、吉野家ディー・アンド・シー、日本フードサービス協会など三人だけ。宮城農民連の鈴木弥弘事務局長は、畜産農家の苦労を紹介し、「BSEの根絶めざして万全の対策を」と訴えました。

 島村宜伸農相も出席し、「アメリカは紳士的で圧力めいたことは一切ない」などと放言。あらためて、国民無視、アメリカ追従の姿勢を鮮明にしました。


岩手県食健連が署名訴え

 岩手県食健連は五月十二日、盛岡市大通で「全頭検査堅持・アメリカ産牛肉の輸入再開反対」を求める署名を訴えました。

 農協労組、いわて労連、農民連から十五人が参加。主婦や修学旅行の中学生らが次々に署名。三十分で六十七筆の署名が集まりました。

(岩手県農民連 岡田現三)

(新聞「農民」2005.6.6付)
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2005年6月

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