改憲許さない交流集会憲法守りたい人ならだれでも参加できる取り組みを全国で多彩・創意・ユニークな活動を報告憲法改悪を許さないたたかいを、地域・職場・学園から大きく飛躍させよう―農民連も参加して労組や民主団体でつくる憲法改悪反対共同センターは、五月十四、十五の両日、東京都内で「憲法闘争の発展をめざす都道府県・中央団体交流集会」を開催。四十七すべての都道府県と九十八の団体の代表、約二百人が参加しました。
最近、「映画 日本国憲法」をつくったジャン・ユンカーマン監督が、「映画上映と同時にDVDもつくったので、集会などでぜひ活用してほしい」と、連帯のあいさつをしました。 日本共産党の上田耕一郎副委員長が、「改憲をめぐる情勢と憲法闘争の発展方向について」講演。九条の改憲は、「日本をアメリカと一緒に戦争する国にかえるものであり、国民の命をアメリカに売り渡すもの。ここが宣伝のポイントであり、国民に知らせていけば、われわれは必ず多数派になれる」と力説しました。 いま、全国で千五百を超える「九条の会」が結成されています。二日間にわたって、各地の取り組みを三十人が報告、交流を深めました。 長野県の代表は、立ち見も出て大きく成功した「九条守る県民のつどい」(四月二十九日)の感動と、中野市民の会の「憲法音頭」や松本市南部の会のおばさんパワーなど創意工夫に富んだ取り組みを紹介。熊本県では、川辺川ダムなどこれまでのたたかいが下地になって集まった元弁護士会会長や浄土真宗の住職など、広範囲な呼びかけ人が力を発揮しています。民青同盟の代表は、高校生や大学生、青年が素朴な問いかけから出発して多彩で豊かな取り組みに発展していることを紹介。農民連本部で以前働いていた塚平広志さんは、東京・町田市の金森地域での取り組みを報告しました。 またユニークな取り組みを計画しているのは、全教青年部。その取り組みとは、今年九月九日の午後九時に全国でいっせいに「九条にカンパイ!」しようというもの。「この取り組みは、憲法を守りたいと思っている人なら、だれでも参加できる。でも青年はまじめだから、飲んでばかりでいいのかと考えます。署名や学習に取り組もうなど、いろんなアイデアが出てくるに違いない」と、報告しました。 最後に、(1)草の根の運動と署名推進の組織をつくろう(2)無数の学習会をひらこう(3)〇六年末までに住民過半数の署名達成をめざそう(4)すべての県・団体で、経験交流集会をひらこう―などの「集会アピール」を全体で確認しました。
(新聞「農民」2005.5.30付)
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[2005年5月]
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