「農民」記事データベース20050516-683-12

安保破棄中実委

“在日米軍再編強化ノー”

外務副大臣に 座間へ司令部移転中止を


 安保破棄中央実行委員会は四月二十二日、逢沢一郎外務副大臣と面会し、米軍の再編・強化を強行せず、基地撤去を進めるよう要請しました。

 早坂義郎事務局長は「日米同盟強化の危険な動きが急速に進んでいる」と指摘。(1)キャンプ座間(神奈川県)への米陸軍第一軍団司令部の移転中止(2)沖縄の普天間基地の即時閉鎖と辺野古の新基地建設撤回(3)基地「再編・強化」計画を強行しないこと(4)“殴り込み部隊”の海兵隊や空母群の撤退をはじめとする米軍基地撤去―の四点を求めました。

 逢沢副大臣は、辺野古の基地建設が遅れていることにふれ、「辺野古に普天間基地を移設するとしたSACO(沖縄に関する特別行動委員会)合意を進めるのが大原則だが、米軍再編も進んでいるので、こちらも沖縄の負担軽減を提示していく」としました。

 キャンプ座間への移転問題で反対運動が高まっていることについて、「安保体制維持のためには、地元の協力が不可欠であり、地元市長らにお願いしている」とのべました。

 農民連から参加した石黒昌孝事務局次長は「BSEの問題と同様に、アメリカの横暴さは際立っています。世界中の戦争を指揮する司令部を日本に持ってきて、基地を強化し、自衛隊も一緒に参戦させようというアメリカの魂胆を許してはなりません。全国から抗議の声をあげましょう」と呼びかけています。

 安保破棄中実委は同日、JR新宿駅前で米軍の再編・強化に反対する街頭宣伝を行いました。

(新聞「農民」2005.5.16付)
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2005年5月

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