「農民」記事データベース20050516-683-10

読者からのお便り


「農家つぶし」の集落営農に疑問

島根県 花手 政勝

 畦ごしらえしながら、ひと息休息しました。見ることもなく運搬車のボディーのステッカーを見ました。「平成9年、農山漁村高齢者生産活動支援事業」。あれから、8年たっています。たしか60歳以上の農民には半額助成の県単事業あり、たしかこの運搬車は62万円のものが半額で購入できたはずです。今はまったく施策は変わって、近代化資金からは貸してくれません。担い手でないとダメだと。小さい農家はやめて農地を担い手に集めなさい。かつてドイツに行きましたが、地平線のかなたにトラクターが豆粒のように動いている風景がありました。農水省のお役人はアメリカ、ドイツのような大陸農地を頭に描いているのでしょうか。

(浜田市)


お茶農家の苦労広く知らせたい

岐阜県 島尻 尚子

 新聞「農民」4月4日付の「旬の味」にもありましたが、何週か前に「新婦人しんぶん」でも「お茶飲料」で三番茶、四番茶が買い占められ、大事にお茶を育てているお茶農家が苦労しているという話を読みました。許せないことが多すぎますが、ペットボトルのお茶飲料を飲んでいる人は知らないでしょう。もっと知らせなければいけませんね。
(岐阜市)


親子生き生きパワーを感じる

福島県 加藤 和子

 新婦人県本部で、不安をいっぱい抱えながら、子育てをしている女性たちを応援し、仲間にも迎えたいと「あったか子育てのつどい」を開催、親子で百人が参加しました。

 午前は、算数や英会話、つくって遊ぼう、子育てと食など、親子で体験する教室と、子育て相談。

 午後は、「性教育」を研究し、実践している会員の小学校の先生からのお話でした。親も子も生き生きとして、この年代のパワーを強く感じました。私が担当した「子育てと食」は、みんなで巻きすしをつくり、キュウリやニンジンなどを切ってみそをつけて食べるというもの、小学校の先生や農家のおばちゃんとも交流できました。「ノリの裏・表わかる」など作り方も教えあったり、子どもたちが良く食べたこと、おとなが野菜スティックを食べる姿、なんともほほえましい! おいしいものの前では誰もが笑顔になります。秋の産直15周年に夢をふくらませています。

(福島市)


海外依存度の表現を一考しては

東京都 大崎 潤一

 4月11日付毎日新聞社説に「食料自給率」という言葉は農産物輸入制御という利己主義を思わせるので、日本の弱さを示す「海外依存度」という言葉を使うことが書かれていた。いろいろな言葉が使われると混乱するし輸入抑制と利己主義とは別ではあるが、海外依存度という言い方、訴え方は考える意味があるように感じられる。
(杉並区)


高く危険な牛肉押し付ける米国

岩手県 安藤まこと

 BSE問題で、日本企業、外食業界など国内の圧力も強まっている。アメリカは牛肉の大量輸入国のはず、オーストラリアなどの安全で安い肉を輸入し、高い危険な肉を日本に押し付ける 。しかしアメリカ国民も自国同様の危険をもつカナダからの輸入には大きな反対の声をあげている。日本政府がアメリカの圧力に負けず、安全性をあくまで第一にすることを望む。
(花巻市)

(新聞「農民」2005.5.16付)
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2005年5月

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