菜の花まつり食べて歌って語り合った茨城
澄みわたる晴天の下、七回目となる菜の花まつりが茨城県結城市で開かれ、茨城県内や首都圏各地から五百人が集いました。参加者は、菜の花が咲き誇る北嶋誠さんの畑で、美しい歌声や演奏、踊りなどの出し物を楽しみ、手作りの新鮮な旬の味をたん能しました。 実行委員長の田中洋子さんは「回を重ねるごとに、地元や地域外からの参加者が増えてきた。今日のまつりを力に、明日からがんばりましょう」とあいさつ。地元の百姓バンド、ヒューマン・ファーマーズは、歌で平和の尊さと憲法九条を守る必要性を呼びかけました。 腹話術、ハンド・ベル、フラダンスなど、多彩な舞台の出し物に会場は大いにわきました。コカリナ演奏を披露したドリーム・ウッドの野舘けい子さんは「屋外で吹いて気持ちがよかった。聞いている人も温かくて、いい感じで演奏できました」と語っていました。 新鮮野菜や加工品が出そろった模擬店。県西農民センター女性部「わかばの会」は、セリ、菜の花、タラの芽などをナタネ油で揚げた天ぷらを販売。初見初江さんは「旬の採れたて野菜です。ナタネ油は、栄養もあるし、三回ぐらい繰り返し使えて環境にもいい」と太鼓判を押します。 初めて参加した、水戸市の関静花さん(20)=学生=は「みなさんのそれぞれの出し物に、平和や食と農業を守ろうという思いが伝わってきました」と話していました。
(新聞「農民」2005.5.16付)
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[2005年5月]
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