外圧に屈して危ない牛肉解禁するな5月21日にBSE緊急フォーラム食健連
日米の弁護士と研究者が講演外圧に屈して危険な牛肉の解禁か、それとも食の安全を最優先にして禁輸の継続か――今、最もホットな国民的関心事になっているアメリカ産牛肉の輸入問題。全国食健連は五月二十一日、都内で「BSE問題緊急フォーラム」を開催します。講演するのは、この問題の第一線で活躍している日米の弁護士と研究者。アメリカのずさんなBSE対策をするどく告発するとともに、なぜ全頭検査をはじめとする万全な対策が必要なのか、科学的に解明します。 講演者の一人、フェリシア・ネスターさんは、アメリカの消費者団体「パブリック・シチズン」と協力して食肉関連の調査分析をすすめる弁護士。 アメリカでは今、政府の食肉検査官による“BSEを疑われる牛の危険な部位が食肉に混じっている”との内部告発が相次いでいます。しかし農務省は、こうした告発を握りつぶし、告発者に対して脅しやいやがらせを繰り返してきました。ネスターさんは、このような仕打ちを受けた検査官や獣医師の弁護活動に十年以上携わっています。 もう一人の山内一也さん(東京大学名誉教授)は、BSE研究の第一人者で、食品安全委員会のプリオン専門調査会委員。“全頭検査の見直しは時期尚早”と最後まで主張し、同調査会が三月にまとめた答申案にも、このような文言を盛り込むために尽力しました。 全国食健連は、「BSE問題緊急フォーラム」に前後して、国会包囲国民大行動の一環で中央集会を農民連と共催するとともに、第十六回総会を開催。「アメリカ産牛肉の輸入再開はやめろ! 全頭検査を継続しろ!」の運動の大事な結節点と位置づけています。
BSE問題緊急フォーラム
(新聞「農民」2005.5.2付)
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[2005年5月]
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