分析センターだより少しずつ充実してきた設備農民の方、もっと活用して!!
新年度に入っても、相変わらずバタバタとした毎日です。今年は人の出入りが少なく、現況の職員は、一通りの仕事をこなすことができるようになり、新しい技術を学ぶ余裕もうまれました。 先日、農民連の活動に理解のある方から、新たに振とう器(フラスコを振動させ、有機溶媒で野菜などから農薬を抽出する機械)を一台寄贈していただきました。これには職員一同、万々歳です。作業時間が短縮され、より効率よく仕事ができます(写真〈写真はありません〉)。 問題は、振とう器を設置する場所。主任がメジャーを片手に、狭い室内をうろうろし、場所を探します。無理して押し込めてある雑多な荷物を、棚から下ろしてまき散らしながら、ラックを組み、机を移動して、どうにかスペースを確保できました。 「もう無理」という悲鳴を毎回のように繰り返しながら、分析センターの設備は少しずつ充実していっています。支援してくださる方のおかげです。 現在、ナタネの遺伝子組み換えの調査に挑戦しています。何度も基礎的な実験をおこなっていますが、なかなか簡単にはいきません。依頼が少ない今の時期、このような調査を進めるチャンスなのですが…。 この時期、農家の方からの依頼は減り、ほとんどが外部からの加工品の依頼。「農家の方にもっともっと活用してほしい」と、職員のNくんは嘆いています。 重金属を分析する原子吸光光度計もどんどん使いたいのですが、あまり依頼が来ません。広範囲なデータを集めて、活用の仕方をもっとアピールしなければと考えています。 (I)
(新聞「農民」2005.4.25付)
|
[2005年4月]
農民運動全国連合会(略称:農民連)
本サイト掲載の記事、写真等の無断転載を禁じます。
〒173-0025
東京都板橋区熊野町47-11
社医研センター2階
TEL (03)5966-2224
Copyright(c)1998-2005, 農民運動全国連合会