「農民」記事データベース20050418-680-15

千葉県・青年部第12回総会

企業参入の実態学ぶ

青年部の拡大へ意見交換


 千葉県農民連青年部は四月一〜二日、白浜町で第十二回青年部総会を開き、十人が参加しました。

 総会では、まず小倉毅・県連事務局長を講師に、企業の農業参入の実態について学習。小倉さんは「多国籍企業を支援するWTOの政策に多くの人々が反対するなかで、九割の農家を切り捨て、企業の農業参入を進める日本政府は、世界の流れに逆行している」と指摘しました。

 続いて、青年部長の竹尾謙一さんを司会に、一年間のとりくみを振り返り、今後の活動について意見を交換。参加した青年たちは、青年部の拡大と農業を守り続けることを再確認し、新たな一年に意欲を燃やしていました。

 二日目は、白浜町にある「ワタミファーム」を視察。同農場は、居酒屋「和民」の子会社が運営する農場です。応対した農場長は「八ヘクタールの農地でレタスやキャベツなどの野菜を栽培し始めて三年になるが、なかなかうまくいかない」と吐露。そのそぶりからは、親会社の「和民」が企業PRに利用することだけを考え、本気で農業に取り組むつもりがないことへの不満が感じられました。

(新聞「農民」2005.4.18付)
ライン

2005年4月

農民運動全国連合会(略称:農民連)
〒173-0025
東京都板橋区熊野町47-11
社医研センター2階
TEL (03)5966-2224

本サイト掲載の記事、写真等の無断転載を禁じます。
Copyright(c)1998-2005, 農民運動全国連合会