「農民」記事データベース20050411-679-02

全頭検査

43都道府県が自主的継続表明

農民連調査で判明

関連/答申案への意見を公募


 政府がBSE全頭検査から二十カ月齢以下の牛を除外しようとしているなかで、四十三の都道府県が自主的に全頭検査を続ける意向であることが、農民連の調査で判明しました。政府は、こうした自主的な全頭検査に対して、三年間助成を続ける方針です。

 四十三都道府県のなかには、公の場で知事が表明した県などとともに、農民連が交渉するなかで担当者が明言した県も含まれます。大多数の県が検査継続を表明していることは、食の安全・安心を求める圧倒的な国民世論の反映であり、ズサンな対策しかとっていないアメリカ産牛肉の輸入再開を急ぐ日米両政府と国民とのかい離を示すもの。

 
20カ月以下の独自検査継続を
表明・継続する意向である県
北海道  ○
青 森  ○
岩 手  ○
秋 田  ○
宮 城  ○
山 形  ○
福 島  ○
茨 城  ○
栃 木  ○
群 馬  ○
埼 玉  ○
千 葉  ●
東 京  ○
山 梨  ●
神奈川  ○
長 野  ○
新 潟  ○
富 山  ○
石 川  ○
福 井  ○
静 岡  ○
愛 知  ●
岐 阜  ○
三 重  ○
滋 賀  ○
京 都  ○
兵 庫  ○
奈 良  ○
和歌山  ○
大 阪  ○
岡 山  ○
広 島  ○
山 口  ○
島 根  ○
鳥 取  ○
香 川  ○
愛 媛  ○
徳 島  ○
高 知  ○
福 岡  ○
佐 賀  ○
大 分  ○
熊 本  ○
長 崎  ○
宮 崎  ○
鹿児島  ○
沖 縄  ●
 
   合 計  ○43
     ●4
○検査継続、●不明  ※一部、市も含む

 政府は、全頭検査を堅持するとともに、アメリカの圧力にき然とした態度で臨むべきです。


答申案への意見を公募

 食品安全委員会は、四月二十七日まで答申案に対する意見を公募。その後、正式な答申を決定する予定です。答申案は、食品安全委員会のホームページ(http://www.fsc.go.jp/)からダウンロード可能。意見は、ホームページ上の電子メールのほか、ファクス=03(3591)2236、郵送=〒100―8989東京都千代田区永田町二の一三の一〇 プルデンシャルタワー6階でも送ることができます。

(新聞「農民」2005.4.11付)
ライン

2005年4月

農民運動全国連合会(略称:農民連)
〒173-0025
東京都板橋区熊野町47-11
社医研センター2階
TEL (03)5966-2224

本サイト掲載の記事、写真等の無断転載を禁じます。
Copyright(c)1998-2005, 農民運動全国連合会