“日本一早い”と自慢のトウモロコシ「きぼう」種まきを開始
工夫重ね栽培も増やす山梨・三珠町の池川、末木さん 新規就農だが意欲満々昨年から農業を本格的に始めた山梨・三珠町の池川雄二さん(48)と末木文夫さん(36)が、トウモロコシ「きぼう」の準備を始めています。
失敗を恐れず山梨のトウモロコシは日本一早いので、二月になるともう種まき。早出しの方法は、二重トンネル、ハウスの中にトンネル、二重トンネルの中に湯たんぽの三つがあります。池川さんたちは湯たんぽを入れる方式。昨年は失敗を繰り返しながら二十五アール栽培しましたが、今年は五十アールに増やす計画です。昨年、二人が新規就農したことが、近所でも話題になりました。さっそく声をかけてくれたのは、トウモロコシ、ナス、野沢菜など畑作一ヘクタールと稲作三ヘクタールを耕作する丹沢淳(まこと)さん(58)です。農業高校を卒業以来四十年間、専業農家でがんばってきた大ベテラン。栽培技術を含めて、何でも教えてもらえる良き先輩だそうです。
耕作を頼まれ丹沢さんは昔から、近所の農家の田植えから稲刈り・もみすり・乾燥まで一貫して請け負う仕事を、自分の農作業の合間にやってきました。昨年は、池川さん、末木さんが協力して十三ヘクタールやったそうです。そんな話題から、耕作放棄して田んぼが荒れて困っている八十歳を過ぎた農家から「ぜひ、うちの田んぼを使ってくれないか」と声がかかり、今年から耕作することに。池川さんは「この辺りの高齢な農家はみんな、おれに請け負いを頼んでくるんじゃないか」と語ります。 トウモロコシ「きぼう」の種まきは、霜害の心配がなくなる二月十四日ころから順々に行いました。六月初旬には出荷される予定です。農業に自信を持ち、意欲満々の農民が山梨にも育ちつつあります。 (山梨農民連 津久井裕)
産直で交流熊本・城北農組と福岡みのう農組熊本・城北農民組合の笹渕賢吾委員長ほか三人の役員さんたちが二月十日、米と野菜の産直について知りたいということで、福岡・みのう農民組合にやってきました。みのう農民組合の佐々木督文書記長が、質問に答えながら、野菜の品数・値段、調達の仕方や産直便りの作り方を説明。準産直米の取り扱いでも、値段や事務、こめだより、その際の手間賃など、こと細かく交流しました。 生産者と消費者の交流も大事ですが、このように生産者どうし、組合どうしの交流も、お互い勉強になりとても充実した楽しい話し合いでした。笹渕さんが作っているイチゴ「とよのか」は、とても甘くおいしかったです。 (福岡 みのう農民組合 金子徳子)
(新聞「農民」2005.3.14付)
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[2005年3月]
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