福岡・立花
町内にできた道の駅“たちばな”に
野菜・果物の販売所「そろり」
人気呼ぶ旬の地元農産物
福岡県立花町に道の駅「たちばな」が二月十一日、オープン。このなかにある農産物販売所「夢実館・そろり」には、特産のミカンやキウイ、タケノコをはじめとした、たくさんの旬の野菜・果物が置いてありました。
この道の駅は、立花農民組合が、十一年前に設置した直売所の跡地にできたものです。
元直売部長の古庄秀司さんは、「昨年から、直売所を移したが、客層が変わった。今日も、常連さんの姿が見えない」とちょっぴり寂しそう。
とにかく、テレビ、ラジオで宣伝されたため、国道は十五キロ余りにわたって渋滞。急きょ、役場がシャトルバスを出す始末。「待たれていたんだな」と実感しました。
販売所には、地元の野菜を使った田舎料理コーナーや、全国的に有名な隣町の八女茶コーナー、地元の農業高校の生徒さんたちが作った農産物も並べられています。
運営は、町や出荷組合の運営委員会にゆだねられていますが、組合からも三人が入っています。「持続的に野菜を集めるのが課題。組合としても、あらたな活動を」と古庄さん。この道の駅を通じて、消費者が生産者と直接ふれあい、農業に関心を抱く機会が増えるのではないかと思います。
お土産に、組合員の松尾敬介さんが作った「ケラジ」という香りの良いみかんを買って帰りました。
(福岡 みのう農民組合 金子徳子)
(新聞「農民」2005.3.7付)
|