「農民」記事データベース20050207-670-11

旬の味


 沖縄のKさんから、キュウリ、白菜、伝統野菜のハンダマなど新鮮な野菜と黒砂糖を段ボールいっぱい頂いた。亜寒帯から亜熱帯までの日本列島三千キロを実感させる新年の贈り物!▼石垣島で交わした四月半ばの問答―「今年は春が遅く夏のパインは去年より遅れそう」「春というなら冬はある?」「ある」「それなら冬は病気や害虫は?」「ない」▼離島振興法では、沖縄本島は離島でなく、周辺の島だけが対象だ。もし沖縄全域の運賃に大幅な援助があれば、真冬でも輸入せず、安全な国産のカボチャやハンダマなど新鮮な野菜がもっと国民の口に入る。夏にはパインやマンゴーも…▼太平洋戦争末期、沖縄の地下ごうから大田実海軍中将は自決直前の電文で、非戦闘員の県民の協力と県民の惨状を綿々と訴えた。「県民ニ対シ後世特別ノ御高配ヲ賜ランコトヲ」。立場は違うが、「戦後この電文は生かされたのか?」と思う。東京都でさえ離島との運賃に割引があるのに…▼ふるさとネットワークができた。沖縄の運賃、今年の夢!

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(新聞「農民」2005.2.7付)
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2005年2月

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