「農民」記事データベース20050110-667-16

新潟・中越大震災

救援ボランティアしたい!
被災地・川口町へ行ったよ

山形・庄内農民センター

関連/救援ボランティアしたい! 被災地・川口町へ行ったよ
  /引き続き全国の農民連から救援物資・募金寄せられる
  /1日も早い復興を


イモ煮・もちトラック3台分

お代わり自由 いっぱい食べて

 山形・庄内農民センターは十二月三日から三日間、新潟県中越大震災の被災地・川口町に入り、イモ煮やご飯の炊き出し、もちつき、障子張り替えなど、救援ボランティアに取り組みました。

 これは、青年農業者の板垣雅俊さんの「新潟でボランティアをしたい」という熱意に、「それじゃあ」と組合員に呼びかけて実現したもの。八人の組合員が参加しました。

 トラック三台に五百食分のイモ煮の材料と二百キロの米・もち米、リンゴ三十箱などを満載して新潟入り。「全国からボランティアが支援に入っているが、満足な食事をしていない」ということで、川口町が設置しているボランティア・センターで炊き出しを行いました(写真左〈写真はありません〉)。

 ここで威力を発揮したのが、JAから借りてきた大鍋。あたたかいもち入りイモ煮は大好評で、「お代わり自由。いっぱい食べてがんばろう」の激励に、笑顔で「おいしい」と応える被災者やボランティア。その笑顔に、盛り付けを担当した板垣さんも満足そうでした。

 また、つきたてもちを三百パック用意して入居したばかりの仮設住宅を訪れ漬物とセットにして届けると、「お昼前だったのでありがたい。もちが食べられるなんて」と感謝されました。「後片付けに追われて新年を迎える準備ができない」という被災者のところへは、障子張り替えのボランティア。まったくの素人でしたがすぐに慣れ、二時間で十枚の障子を張り替えることができました。

 積雪が二メートルを超えるこの地域で、被災者の苦労はまだまだ続きます。わずかな期間でしたが、寄せられた義援金や物資とともに私たちの思いは伝わったと思います。

(庄内農民センター 菅井巌)

(新聞「農民」2005.1.10付)
ライン

2005年1月

農民運動全国連合会(略称:農民連)
〒173-0025
東京都板橋区熊野町47-11
社医研センター2階
TEL (03)5966-2224

本サイト掲載の記事、写真等の無断転載を禁じます。
Copyright(c)1998-2005, 農民運動全国連合会