「農民」記事データベース20041220-665-12

10回目を迎えたョ

障害者がミカン狩り

愛媛・菊間


手が不自由な人も助けられ摘み取り

 十一月十四日、愛媛県菊間町にある私のミカン畑で、障害者と健常者の親睦を深めようと、ミカン狩りが行われました。松山市の障害者団体「障害者の自立支援センター」の呼びかけ。今年で十回目を迎え、障害者十六人を含め、四十五人が参加しました(写真〈写真はありません〉)。

 この日は、朝から雨が降り出しそうな天気でしたが、参加者がそろう頃にはポカポカ陽気に。おいしいミカンの見分け方を教えると、手が不自由な人も、介助の人に手伝ってもらいながら摘み取っていました。

 今回は、ミカン狩りをより楽しんでもらおうと、ミカンコンテストを企画。「一度でむけるミカン狩り」では岩木かね子さん、「一番小さいミカン狩り」では平良袖希ちゃんが優勝。

 参加者は口々に「いっぱい取れてうれしかった」 「甘くていっぱい食べました」など、感想を話してくれました。

 伊予市から参加した町田仁志さんは、 「障害者でもミカン狩りができるように、木の高さを低くしてくれたり、車イス用のトイレを用意してくれたり、快適に楽しい一日を過ごすことができました。自然の中でみんなですることはとても楽しく、本当にありがとう」と、話していました。

(愛媛・菊間農民組合 大道法幸)

(新聞「農民」2004.12.20付)
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2004年12月

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