小田さんらが講演 共同センターが集い戦争と憲法を考える東 京
「12・8戦争と憲法を考える集い―いま、原点を見つめて」が十二月八日、東京・豊島区公会堂で開かれました(写真〈写真はありません〉)。憲法改悪反対共同センターが主催したもので、約六百人が参加。「九条の会」の小田実さん(作家)、明治学院大学教授の浅井基文さん、日本国際ボランティアセンターイラク現地調整委員の原文次郎さんが講演しました。 戦争のさなかに少年時代を過ごした小田さんは「いま戦争を知らない大人が日本を再び戦争する国にしようとしている」と批判。自ら体験した飢えの苦しみ、空襲の恐ろしさを語り、「日本の穀物自給率はいま三〇%以下。絶対に戦争してはいけない」と強調しました。 また、自由と民主主義の原理が戦争と抑圧へと変質していったアメリカの歴史を説明。そのうえで、「日本の民主主義と平和主義が、憲法に具現化されている」と、憲法を守る意義を訴えました。 浅井さんは「ポツダム宣言の精神が憲法に受け継がれている」と述べて、“おしつけ憲法”という改憲論に反論。さらに、アメリカの核兵器使用も視野に入れた先制攻撃戦略を批判し、「核廃絶の運動を改憲阻止のエネルギーに」と呼びかけました。 原さんは、戦渦のイラクをスライドで紹介して、「アメリカ軍の行為は、人道上、非常に問題」と告発しました。
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(新聞「農民」2004.12.20付)
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[2004年12月]
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