「農民」記事データベース20041206-663-08

農民連、ふるさとネットも参加
採れたて、旬の産直野菜ズラリ

食べるには安全な国内産がいいネー

東京・大田商工まつり


 東京都大田区の産業プラザで十一月十四日、中小業者らが職人芸や展示品を披露する大田商工まつりが開かれ、各地の農民連と農民連ふるさとネットワークも産直野菜を販売しました。(写真〈写真はありません〉

 山形県の朝日町農民連と庄内産直センターは、玉こんにゃく、カリン、ラ・フランスなど旬の特産品を並べ、メロン子漬け、赤かぶ漬けなどこだわりの漬け物が好評。千葉県農民連は、新鮮な野菜をはじめ、宮しょうゆなどの加工品を販売。

 完全無添加のハム、ソーセージ、ウィンナーがすぐに完売したのは、神奈川農畜産物供給センター。天然酵母のバターロールパンは学校給食にも使われています。

 静岡県の細江農産物供給センターは本場の早生ミカンを出品。今年は雨が多く、水分を含んで酸味が薄まり、ほどよい味に。もう一つの特産品、藤枝のお茶や無農薬紅茶も店頭に並びました。

 伊豆諸島の利島村からは、利島農民連が、山菜野草の「あしたば」を販売。食べてよし、肌や毛髪に塗ってよしの椿(つばき)油も好評でした。

 農民連は、産直コーナーの一角にパネルを展示し、農薬いっぱいのアメリカ農業の実態を知らせ、食料自給率の向上を呼びかけました。パネルに見入っていた成田ヒデ子さん(59)=主婦=は「安心して食べられる国内産がいい。産直の店がうれしい。ほのぼのします」と、キャベツやパン、もちを手に喜びを語っていました。

(新聞「農民」2004.12.6付)
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2004年12月

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