「農民」記事データベース20041129-662-05

高校生や大学生も参加 食の安全、署名など議論

自給率向上へむけシンポ

富山食健連


 「食の安全と食料自給率を考える」シンポジウム(主催・富山食健連)が十一月三日、富山市で開かれ、六十五人が参加しました。(写真〈写真はありません〉

 パネリストは、コープとやまの渡辺美和子理事長、JA富山県厚生連の大浦栄次さん、全国食健連の坂口正明事務局長です。渡辺さんは「四〇%しかない食料自給率のことを知らない人もまだ多い。学習を重ねることが大事だ」と強調。大浦さんは、薬液に浸かっているトロピカルフルーツ、薬剤のシャワーを浴びるバナナなど、輸入果物の写真をスライドで紹介。坂口さんは、輸入規制を取り払い、自給率向上に背を向ける国の姿勢を告発し、食健連がとりくむ「自給率向上国民署名」を訴えました。

 会場からは「食の安全は、ちゃんと食事を作る家庭生活が基本」などの意見が出され、活発な討論になりました。

(富山県農民連 久郷道枝)

(新聞「農民」2004.11.29付)
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2004年11月

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