食糧自給率向上署名
1万目標かかげ街頭で訴え
がんばる熊本県農民連
新潟県中越地震の募金も
関連/産地見学、サトイモ掘り楽しむ
熊本県農民連は、一万筆を目標に掲げ、「食料自給率の抜本的向上を求める請願」署名に取り組んでいます。
食料と健康を守る熊本県連絡会(農民連や新婦人などで構成)は十月三十日、熊本市の繁華街で、署名と新潟県中越地震の救援募金に取り組みました(写真〈写真はありません〉)。十二人が参加、約一時間で百四十三筆の署名と八千円以上の募金が寄せられました。街頭からハンドマイクで呼びかけると、「外国産の野菜が増えて、安全性がとても心配です。台風被害で生産者はたいへんでしょうが、がんばってください」、「野菜が高くて手が出ません。育ち盛りの子どもがいるし頭が痛い」など、署名してもらいながら対話も弾んでいます。
また、十一月七日には大矢野農民組合が二カ所で十四人が参加して宣伝。一時間半で五百九十筆の署名と三万九千円余りの募金が集まり、中央農民組合でも、子どもの野球部の親たちや、集落や農協での集まりで呼びかけ、一人で五十筆、百筆の署名を集める会員も出ています。
(熊本県農民連 島田芳郎)
名古屋新婦人支部
名古屋新婦人名東支部の約二十人が十月三十日、マイクロバスで新城市の産地見学に訪れました。小雨模様のなか、到着早々、大人も子どもも初めてのサトイモ掘り。
新城農民連の佐々賢さんの畑では、佐々さんと助っ人の藤原豊治さんが、年季の入った鍬さばきを披露。参加者は、掘られた親イモについている小イモを次々ともぎ取り、袋に詰めました。
新城特産のサトイモ「八名丸」と無農薬大豆の味噌を使った野菜汁やトロロ汁を食べながらの意見交換では、「なんだか田舎の親戚ができたみたい」と、うれしい感想も。来年はさらに大勢の消費者と交流ができるようにしたいと思っています。
(新城農民連 野澤優)
(新聞「農民」2004.11.22付)
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