佐久楽農倶楽部通信
TV出演 忙中笑いあり佐久楽農倶楽部が十一月五日、テレビデビューを果たした。過去にナズナ採りが季節の話題として取り上げられたが、今度は楽農倶楽部のものづくり運動そのものだ。放映は、NHK長野の夜のローカルニュース。御代田町の尾台正樹さん(74)がダイコンを抜いている場面から始まった。レタスなど高原野菜の主産地である佐久地方で、小物野菜や穀類など十数種類作る尾台さんをリポーターが紹介する。尾台さんが問われて言う。「好きなものを自分のペースでやれるっていうこと(がいいこと)だな」。飾り気のない、いつもの調子がすこぶるいい。 地元スーパーの「農民連地産コーナー」の場面。八十四歳の市村春重さん(御代田町)がサヤインゲンを持って入って来ると、女性客が「あのように採ったばかりのものを持って来られるんですよ。安くて新鮮でうれしい」と、うまいことを言ってくれる。「自分の出したものが売れるのを見ると、そりゃーうれしいですよ」と、にこやかな市村さん。家族は腹を抱えて大笑いだったという。 ネギ部会の畑まわり、会議、トウモロコシの売上代金の受け渡しなどのシーンが、小林吉彦代表のコメントをはさみながら足早につづられてコンパクトに仕上げられていた。放映が終わると、あちこちから「出演者」に電話が入った。「みんななかなかの役者じゃねーか」「あれはやらせじゃねーのか?」。 浅科村の会員は知人から、「いい活動しているのがよく分かった。おれの土地を差し出すから直売所を作ってくれ」と言われて面食らっている。中越地震救援で上へ下への大騒ぎの真っ最中のロケだったが、忙中笑い有りか。 (浄)
(新聞「農民」2004.11.22付)
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[2004年11月]
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