埼玉農民連春日部支部

リニューアル直販所“夢いちば”オープン

ふるさとネット活用で各地から品数わんさと

　「ふるさとの味と心を伝えたい」―埼玉農民連の春日部支部は十一月六日、あらたな直売所「夢いちば」をオープンさせました。

　場所は、東武伊勢崎線一ノ割駅から藤塚橋を渡って、古利根川沿いにある二階建ての建物。

　春日部支部では、開店準備に忙しいなか、五千枚のチラシを配布。オープン初日からたくさんの買い物客でにぎわい、レジには行列ができていました（写真〈写真はありません〉）。

　これまでは、ビニールハウスの一画を使って、地元会員の出す野菜などを直売していましたが、品数が少なく昼前には売り切れになり、顧客も増えませんでした。今度は、農民連ふるさとネットワークから、茨城産や神奈川産の野菜、ハム・ソーセージ、しょうゆや大豆菓子などの加工品をそろえました。

　またこの地域は、米と花の産地。地元の農家がつくった米は特別栽培米コシヒカリやミルキークィーン、切り花も販売。値札といっしょに生産者の顔写真も掲げました。

　そしてこの日の目玉商品は、茨城産のキャベツで一玉二百円。近所のスーパーでは五百円前後といいますから、まさに「超目玉！」です。

　買い物に来た近所の人は、「安全・安心がなにより。それに安ければ…。ここに来たら、地元の農家とお近づきになったみたい」と話していました。

　春日部支部事務局長の高橋利男さんは、「ご希望の商品があれば、ふるさとネットワークをつかって全国から取り寄せます。なんなりとご要望を！」と話します。そして「将来は、直売所の二階を使ってそば教室を開き、そのそばをお客さんにも食べてもらいたい」と夢を語ります。

　住所は春日部市藤塚639―1　電話048（734）9033

　営業時間は、午前10時30分から午後6時30分まで。定休日は、毎週水曜日。