この人やりがいある翻訳・記者に意欲農民連の新専従 福傳活人(ふくでんかつひと)さん(29)
もの静かな印象とは逆に、話してみると、にこやか、とても楽しそうに笑います。茨城県伊奈町出身。十月一日から新聞「農民」編集部と国際部の仕事をしています。 小学校の頃、トルコにある鉄の使用で知られる古代文明「ヒッタイト」に興味を持ち、高校卒業後、海外で遺跡を掘ってみたいとアメリカで考古学の勉強をしてきました。一年三カ月前に帰国し、英語を生かせる仕事を探していたところ、以前からつながりのあった茨城・県南農民組合の市川忠夫さんに農民連を紹介されました。 この間、記者としての仕事をしながら、英文の翻訳や、WTOの専門用語の辞書作りなどをしています。翻訳で特に印象が残っているのは、バングラデシュで化学農薬などを使わない有機栽培が行われ、その生産物が国民に受け入れられているという文書。アメリカではハンバーガーなどをよく食べていたので、農民連食品分析センター所長の石黒昌孝さんの著書『それでも食べますか』を読んで、大変な事態を知り「大きなショックを受けた」といいます。 農業に深く関わる仕事は初めてですが、「農民連はやりがいがある。でもまだちょっとずつハードルを越えている感じ」また、「読んで初めて知ったことがたくさんある」と、一般のマスコミが伝えない情報を提供する新聞「農民」の役割を実感しています。 さらに「世界的な運動をもっと起こしていく必要があると感じています。そのことを新聞で皆さんに伝えていきたい」と積極的です。
(新聞「農民」2004.11.15付)
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[2004年11月]
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