遺伝子組み換えノーの声広げようアジアで手を携え東京で集会 アジアのゲスト参加
遺伝子組み換え食品反対の市民グループなどで構成する国際コメ年NGO行動実行委員会は四日、都内で「アジアの遺伝子組み換えイネの現状と私たちの闘い」をテーマに集会を開き、市民ら二百人が参加しました。(写真〈写真はありません〉) 農民作家の山下惣一さんが「今、日本の農業に何が起こっているか」と題して講演。国土保全、水源涵養(かんよう)など環境を守っている「農」の役割を紹介し、遺伝子組み換えに代表されるグローバリズムによって「農」の破壊が世界で進行している現状を説明しました。 アジアからのゲストも発言。インドのNGO活動家のデビンダ・シャルマさんは「アジアの人々が手を携えて企業による農業支配に反対しよう」と呼びかけました。マレーシアのカーステン・ウルフさん、インドのウシャ・ジャヤクマルさん、インドネシアのロサナ・デウィさんが、遺伝子組み換え技術に頼らない農業の実践や、食糧主権を求める各国の運動について報告しました。 「脱WTO草の根キャンペーン」の大野和興さんは、農家の現場で始まっている農業技術の創意工夫を広げることが、遺伝子組み換え食品排除につながると指摘。「遺伝子組み換え食品いらない! キャンペーン」の天笠啓祐さんが、「アジアの生産者・消費者は、遺伝子組み換えイネの開発・商品化に反対し、連帯して行動を起こすことを宣言します」とする集会アピールを提起し、採択して閉会しました。
(新聞「農民」2004.11.15付)
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[2004年11月]
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