旬の味
「きれいかー」「カラーってすごい」。新聞「農民」もついにここまできたか▼勇壮な海上デモ、「百姓百品」のリアルなスナップ、昔ながらのはさかけの新鮮さ。子どもたちの稲刈り風景は、白黒テレビからカラーテレビになった時代を思いおこさせる▼今年の九州の作柄は、「嫁に来て三十八年、こんなに悪いのは初めて」と話す会員がいるくらいひどい。これだけやられるとせつな的になりがちだが、どっこい農家の気持ちは温かい▼新潟中越地震の救援ファクスを会員に送ったら、翌日、狭い事務所とはいえ入りきらないほどの物資が集まった。お米、缶詰、果物、子どもの貯金箱まで、自分のこととして被災者を心配する気持ちが伝わってくる。現地に連絡すると、救援物資の配送で早朝から小千谷方面に向かったままだとか。田んぼのいたるところで砂が噴出、寒さもこれからでストーブが頼りだと話していた▼災害は忘れないうちにやってくる時代。一日も早く温かいご飯とおみそ汁が食べられるように復旧を願う。 (督)
(新聞「農民」2004.11.8付)
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[2004年11月]
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