果実の落果・水稲倒伏・稲穂の変色…台風被害 実態調べ県に対策要求岡山県農民連 “救済に全力”と県が約束
台風上陸で、家屋や農業施設が壊され、果実の落果や水稲の倒伏、稲穂の変色など、被害が複雑で広範囲に及びました。岡山県農民連は、すぐに被害の実態を調査して、九月十七日、県交渉を行いました。(写真〈写真はありません〉) 交渉には、被害を受けた農家も参加して、被害状況を写した写真を示し、被害をうけた「ヒノヒカリ」の穂を持ち込んで、共済の早期支払いや借入金の償還猶予などを求めました。 稲穂は、黒く変色し、葉先は茶色になり、「よくて三等」とのこと。今回の台風被害は、塩分を含んだ風によるもので、日々進行しています。今後さらに被害実態の把握に努めるとともに、特に海岸沿いの水田では、塩分濃度を測定し、生産が回復するよう指導の徹底を要望。県農林部は、「被害救済に全力をあげる」と回答しました。 岡山農民連は、「困っている農家がいればぜひ相談を」と呼びかけています。 (新聞「農民」岡山版より)
(新聞「農民」2004.10.18付)
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[2004年10月]
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