熊 本県内でBSE感染牛発見 万全の対策をとれ県農民連・食健連 県に申入れ
熊本県農民連と同食健連は九月十七日、県内でBSEに感染した牛が発見された問題で、県に対して万全の対策をとるよう申し入れました(写真〈写真はありません〉)。申し入れには、県連の笹渕賢吾会長と私、それに日本共産党の松岡徹県議も参加しました。 十三日に発見されたBSE感染牛は、五歳二カ月の雌のホルスタインで、肉骨粉の製造・販売などが禁止される以前に生まれた牛です。政府が、WHOなどの勧告を無視して、肉骨粉の輸入禁止などの予防措置をとってこなかったことが、こうした事態を招いたと言えます。 熊本県の農業は畜産に依存する割合が大きく、農家や関連業者への影響も懸念されることから、申し入れでは、(1)感染源と感染経路の徹底解明、(2)畜産農家への支援策強化、(3)風評被害防止の万全の対策とともに、「日本と同水準の検査が実施されない限り、アメリカ産牛肉の輸入禁止を継続するよう政府に申し入れること」や「政府がいかなる政策転換をしようとも、県としては従来の検査体制を継続すること」などを要請。 県側は、国のBSE全頭検査の見直し作業について、「国民の納得、合意のもとにやってほしい」などの認識を示しました。 (熊本県農民連 嶋田芳郎)
(新聞「農民」2004.10.11付)
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[2004年10月]
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